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三和システム株式会社 CTO 阿部順一のブログ

議論をシンプルに

たまにこんな会話になる時がある。

何かシステムに問題があって、「これじゃダメじゃない?」と聞くと、

  • 「当時開発の余裕が無かったから仕方なくない?」
  • 「〇〇さんがこういう作りにした」
  • 「元々こうだったから踏襲した」

といった答えが返ってくる。

私が聞きたいのは、その問題・事象についての見解、改善すべきかどうか、改善するとすればどういうアプローチですべきか、であり、その問題・事象に至った経緯や原因ではないのに。問題があった過去に対して肯定しようとするとか、問題があった人に対して責任を負わせるとか、そういうことには興味もないし、その議論をしている時間が無駄。なので、そういった発言が始まった時は、私はすぐ止めさせて、「もっとシンプルに今の事象についてコメントをちょうだい」と言う。

問題・事象・課題、などの【今】に対する分析と、どのように改善するかというゴール設定、そのアプローチ、などの【未来】だけをシンプルに議論したい。その【今】に意味や価値がある場合は【過去】も振り返るべきであり、【過去】から学ぶことも多いが、そうでない場合は【過去】は無駄。

もったいない精神について考える

先日、うちのエンジニアKと言い争いになった時の話

あるプロジェクトに区切りがついたことにより使われなくなったリソースがある。壁に設置してある大きめのディスプレイなのだが、それから用途が無くなって電源を落としたままになっていた。

それをKが、「どうせ使ってないなら何か使いましょう」と私に提案。私は「全然良いよ~」と気軽に返事をした。

それから何回かお試しで色んなものが映し出され、起動された状態となっていたのだが、何か違うなーと思い、私はKに「もう消してしまおう」と言った。 どうせ使ってないんだから、消す必要無くないですか?もう少し試しに使ってみましょうよ、などと言われ、そのKとぶつかることになった。

もちろん電気代もたいしてかかってるわけではないし、そんなに厳しく遊び心もなく業務だけしていなさいとか言うつもりもりもない。けど止めたい理由もあった。 話していくうちにKもその理由に納得し、結局ディスプレイは消すことになった。また何かあれば活用する時は来るだろうけども。(その理由はまた別の論点が生まれてしまうから省略する)

「もったいない」から生まれる価値

「使っていないのがもったいないから」から考えられた用途って価値が生まれることはほとんど無いんじゃないかと思う。目的が、「もったいないから使う」になってしまうから。 価値が生まれないばかりか、逆に損害が生まれる場合もある。

今回の件でいくと、電気代、ディスプレイを使うためにかけた工数、が損害になっている。結果、成果が出なかった。

私は小さいころからご飯を一粒も残さない。それは「もったいない精神」ではなくて、綺麗に食べないと気が済まない性格と、作ってくれた人への礼儀のためである。なので、全て食べた上で、何が美味しくて何が不味かった、などの意見(文句?笑)を言う。
だが、店では平気で残す。美味しくなかった時、量が多すぎて自分に合わなかった時、など。

私は学生の頃、調理をするアルバイトを2年くらいしていて、自分が作ったものが残されたかどうか、というのを反省材料としていた。お客様との会話は返ってくるお皿にあると考えていたから。 「もったいないから」無理してでも全て食べる、ということからこの価値は生まれてこない。

やはり、「もったいない」からとった行動は価値を生み出すこともあるし、価値を生み出さないばかりか損害となることもある。

価値は生まれるものではなく生み出すもの。「もったいない」というのは価値を生み出す行動を起こすための小さな小さなきっかけにすぎない。

最後に

今回、ディスプレイの件で成果が出ず損害が出た、と言ったが、私とKがディスカッションすることによってお互いの考えを整理・共有でき、損害以上にもっと大きな価値が得られた。 これも黙っていただけでは何も価値が生まれなかった。上下関係があったとしてもしっかり意見が言えるチームをもっともっと築いていきたい。

脳ドック受けてきた

昨年はPETで全身がん検査を。今年は脳ドック。脳のMRIは初めてなのでちょっと楽しみ~

www.mrso.jp

こんなプラン。東京脳神経センターは会社の目の前にあって、昼休憩ついでに気軽に行ける感じ。

予約してから受診するまで(2016/12/26)

前から脳は一度検査しておきたいってずーっと思ってて、ふと思い立った日にマーソ(https://www.mrso.jp/)で予約した。受診日は数日後。

予約して10分と経たず、東京脳神経センターから電話がかかってきて、予約時間の決定と当日の案内を。これで予約完了。早い!!

受診日当日、健康診断とかと違って、食事制限などの制限は一切なし。ほんと気軽に行ける感じ。まず受付で簡単な説明があり、ほとんど待つこともなく検査室へ。

「台の上に仰向けで寝てくださ~い」

「何かありましたらこのボタンを押してくださいね」ボタンを渡される

「大きな音がなるのでヘッドフォンしますね~」ヘッドフォンをされ、ゴーグルみたいなものをつけられ、他にも色々セットされて準備完了。ヘッドフォンからは大きめのボリュームでピアノの曲が流れてる。

「×××××」何か言ってたけど、もはや聞こえず。何言ってたんだろ…w

バウムクーヘンの中へ送り込まれ、検査開始。

「ボォーーーーン」

「ブンブンブンブン」

「ピーーピーー」

色んな音がすごい大きな音で鳴りまくる。ピアノが聞こえないくらい。けっこう振動もあるし、不安なくらい。何が行われてるんだろう、これ…

というのが20分くらい続き、終了。

その後、身長・体重・血圧・握力を測って終わり。握力は何に必要だったんだろう…やけに握りづらい計測器だったけども…

診察オプションをつけていなかったのでこれで支払いをして終了。受付から40分で終わり。

結果報告書到着(2016/12/31)

まさか年内に結果が届くとは。これでもし腫瘍がありますとか書かれてたら最悪の年越しになっちゃうじゃん…とか思いつつ、少しドキドキしながら開封。

【身体測定:A判定】

まぁそりゃそうでしょ

【脳MRI:著変ありません。】

初めて見る言葉、著変。問題ないと言うことなんだろう。

【脳MRA:著変ありません。】

良かった。

【頚部MRA:椎骨動脈に蛇行を認める。】

最後に、総合診断と今後の方針が文章で書かれてあって、椎骨動脈に若干の蛇行があるけど、基本的には正常で問題ないらしい。とにかく何も無いとのこと。

つい先日、ラモス瑠偉さんが脳梗塞で緊急入院されたばかり。脳って何かあるとすぐ致命傷に繋がる可能性高いから、脳に異常が無いという安心感を買えたと思うとすごく価値を感じた。

2014年は心臓、2015年は全身がん、2016年は脳、2017年は何を検査しよう…

仕事とは

こないだ久しぶりに首都高の三郷辺りでトラックに幅寄せされて…トラックの運転手って何でこんなに荒っぽい性格の人が多いんだろうと思いつつ。

そもそもトラックの運転手って、トラックを運転している時って仕事中じゃないですか。大事故が起こるかもしれないのに荒っぽい運転するのって有り得ないんですよ。仮に私が怒らせるような運転をしてしまったとしてもね。事故のことだけじゃなく、お客様の大事な品物を運んでることを意識してないのかな。

トラックの運転手って、運転することが仕事ではないんですよ。大事な品物を安全に正確に送ることによって、お客様に信頼を届けることじゃないんですか?*1

小説家って、文章を書くことが仕事ではないんですよ。独創的な小説によって、お客様にワクワクを届けることじゃないんですか?*2

料理人って、料理することが仕事ではないんですよ。美味しい料理を提供することによって、お客様に幸せなひと時を届けることじゃないんですか?*3

エンジニアは、コードを書くことが仕事ではないです。洗練されたシステムによって、お客様に新たな価値を届けることです。

仕事は、社会を豊かに・元気に・幸せにすることができるもの。もっと自分の仕事は何なのか、考えてもらいたいですね。

そして同時に、最大限の利益を得ることも重要。得た利益によって投資をし、今まで以上の価値を届けることができるから。

*1:いや、トラックの運転手やったことないですけどね

*2:もちろん文章書くの苦手ですけど

*3:いつかは料理人やりたい…

レスター優勝とリソースについて考える

失敗した時や行動ができなかった時、何かのせいにする人ってたまにいますよね。(たくさんいるか…)

「時間が足りないからできない」
「人が少ないからできない」
「環境が悪かったからうまくいかなかった」

とかとか。

つまり言い訳、で、言いたいのはこういうことなんですけど、↓ toyokeizai.net

レスターがプレミア優勝

で、こないだレスターが優勝したじゃないですか。これはほんとすごいことで、残留争いをするようなチームがこれといって大きな補強をすることもなく突然優勝。それも38試合もある長期戦での優勝なので、勢いだけってわけでもないんですよね。

どれだけすごいことなのかっていうのを、リソースの観点からも見ていこうと思います。

移籍金

移籍金とは、選手の値段です。もちろん活躍すれば移籍金は上がりますし、また年齢によっても変わってきたりします。

その移籍金総額は、レスターのスタメン11人分でたったの40億円程度です。中にはフリー移籍で0円だった選手も何人かいます。世界トップレベルの選手だと1人で100億超えたりするので、11人で40億っていう数字の小ささが分かりますよね。

年俸総額

プレミアリーグといえば、チェルシーマンチェスターUマンチェスターC・アーセナルなどのビッグクラブが多く存在し、それらのチームがずっと優勝し続けています。それぞれのチームの選手の年俸総額はだいたい300億円前後なんですが、レスターは約75億円(20チーム中17位)。ビッグクラブの1/4しかないんですよね。

つまり、イニシャルもランニングも激安な選手たちだけで優勝したってこと。

リソースについて考える

人が何か行動を起こす時、必要なリソースは色々あります。

  • お金
  • 時間
  • スキル
  • 情報 などなど

大事なことは、意思・選択・決断・行動であって、リソースではないんですよね。

例えば、レスターが少ないリソースで優勝したように。彼らは昨年度残留争いをしていましたが、「価値の低い選手が集まってるから仕方ない」とか「お金がないから負けるのは当たり前だ」なんて言ってないと思うんですよ。自分たちの持つリソースをどれだけ上手く活用して、チェルシーやユナイテッドに勝つか、ということだけを考えて、必死にトレーニングしたからこその優勝なんでしょうね。

例えば、大学を卒業して15年経ったわけですが、同期でも年収数100万円の人もいれば、数1000万円稼ぐ人もいる。同じ大学を卒業し、それから同じだけの時間が流れているけどこれだけの大きな差がある。卒業した時はほとんど変わらないリソースだったんですけどね。

リソースのせいにしている時点でまず成長しない。その人はずっと言い訳をし続けて生きていくんだろう。意思・選択・決断・行動をし、そこから何を得るか、が重要である。それらが正しかったか間違っていたか、成功したか失敗したか、は結構どっちでも良かったりする。

【エンジニア紹介②】 開発運用エンジニア 魚津

エンジニア紹介第2弾は、ゴルフ場向けBIサービスの責任者をご紹介。4年前にフリーエンジニアとして三和システムにジョインしてから、今では一つのサービスの責任者として奮闘中。

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  • 魚津 耕太(32)
  • 所属:三和システム株式会社
  • 入社時期:2012年2月
  • 担当:ゴルフ場向けBIサービスの開発・運用・保守・営業

では、どうぞ。

学生時代はどのようなものでしたか?

中学までは毎日野球をしていましたね。朝も放課後も土日も野球野球野球の生活でした。その反動もあって高校~大学は遊び回りましたね(笑)。学校にはあまり行かずにバイトしてみんなで集まって飲んで騒いでっていう、よくいる文系学生でした。

働き始めてからの経歴を教えて下さい。

新卒で中小のソフトウェアベンダーに入社しました。恥ずかしながら就職するまでPCとはほぼ無縁の生活をしていたので、右も左もわからないままIT業界に飛び込みました。ITに関する基本的な事や業界の事、プログラミングと全て入社してから学びました。

大小様々なプロジェクトに5年ほど携わった後、よりシビアな環境で自分を成長させたいと思い独立を考えるようになりました。会社の名前での仕事ではなく、自分の名前で仕事をして、自分はどこまで出来てどれだけの価値があるのかを知りたかったんです。

それで会社をやめフリーランスのエンジニアになりました。

ちょうどフリーランスをサポートしてくれる会社も見つかったのでそこに登録をして案件を紹介して頂きました。サポート会社を使う事でフリーランス同志の横の繋がりも出来、今まで関わらないような人々に出会えたのもとてもいい経験になりました。

なぜ三和システムに来たのですか?

フリーランスになってからしばらくは某大手企業の案件を受けていました。そこは絵に描いたような大企業で、新しい事も出来ない、動きが遅いと私にとってはあまり刺激のない環境でした。何ヶ月かは我慢しようと思っていましたが、次第に我慢出来なくなって…。

そんな私を見かねてか、しばらくして営業担当の方から「面白い会社があるから一回会ってみない?」と言われたのがきっかけで三和システムにジョインする事になりました。

三和システム(マーソ)でのこれまでを振り返ってみてください。

三和システムにジョインした時は、ちょうど大きな案件の最中でした。「この規模をこの人数で!?まじか?」というのが正直な感想でした(笑)。 ​ それ以降は自社プロダクトから派生した新プロダクトの責任者という形で機能拡張と拡販を行っています。最近ではゴルフ場への営業も自分で行っており、開発して営業して保守してと・・・新プロダクトに関しては一通り全部やっている事になりますね(笑)。足りない機能、あったら便利な機能、作ってみたい機能を考えて実装して、エンドユーザーに説明してデモを見せて契約を貰う、エンジニアとしてこんなに恵まれた環境はそうはないんじゃないですかね。

今後の夢や目標を語ってください。

直近の目標は担当プロダクトをゴルフ業界でもっと普及させる事ですね。ゴルフ業界はIT化があまり進んでいない業界なので伸び白は沢山あると思いますし、伸ばせるプロダクトだと思っていますので。そして「ゴルフ場運営にはこれがなくちゃ話にならない」と、そう言われるプロダクトにしたいですね。

個人的には昨年フリーランスを辞めて法人化をしたので、まだまだ小さい自分の会社を成長させていきたいですね。

あと、ゆくゆくは房総の海辺でカフェをしてみたいですね(笑)。

バズってるっぽい円周率に便乗して組織作りとかけあわせる

問:円周率を 3.14 とするとき、半径 11 の円の面積を求めよ 解:11 × 11 × 3.14 = 379.94、よって面積は 379.94 これが明白な誤りであることは小学校教育でちゃんと認識されてるんすかね

元ネタはこの辺

算数の問題「円周率を3.14とするとき、半径11の円の面積を求めよ」の解を379.94とするのは誤り? - Togetterまとめ

[2/24追記] 円周率の問題に便乗する。半径11の円の面積はいくつか?

円周率がぴったり3.14だと定義するとどうなるの?

半径11センチの円の面積を円周率を3.14として計算した時の答えは、11113.14=379.94は厳密には誤りで、有効数字3桁で380の方が正しいのではないか?

とか、

もし仮に半径11の円の円周率がぴったり3.14だった場合の世界って、仮定(あるいは定義)できるんだろうか? よくわからないんだけど、少なくとも円に内接する96角形の周長よりも、円周のほうが小さいってことでしょ?

とか、色々言ってるけど、そもそもの考え方が間違っている。(自分も理系だし、学生の頃は数学マニアだったから、こういう議論は嫌いではないんだけども…)

教育って、全てが科学として正しい解を導いてあげるものじゃないんだよね。例えばこの場合、「円の面積は半径×半径×円周率で求める」ということを実際に計算して学ばせることが目的。つまり、円周率は3.14でも3でもどうでも良いし、答えに矛盾があったとしてもどうでも良い。この場合の目的さえ達成すればね。

そのうえで、円周率が3で良いの?とか答えが379.94で良いの?とかって議論はあっても良い。何が正しいのかっていう考え方ではなく、目的を達成するためには何が最適なのかっていう考え方でね。

これは教育だけじゃなく、例えばエンジニアのマインドでも何でも同じことが言えて、さっきの人たちって「このシステムはこうあるべき」「最適なアーキテクチャーで完璧に仕上げるべき」って言って、完璧なシステムを追い求めているだけのエンジニアと同じ。そんな考えしかできないエンジニアは要らないかな。

システムって完璧なものを作るのが目的ではない。ユーザビリティを上げて業務効率化するとか、集客することによって手数料モデルを確立させるとか。そのためには技術的負債をかかえたり、納得できないままリリースすることだってある。そういった、事業におけるシステムの目的であったり、顧客が求めているものであったり、それらを最優先に考えないと良いものって提供できない。

「成長意欲」と「顧客志向」、エンジニアはこれらを両方持ち合わせていないとね。