jabe

三和システム株式会社 CTO 阿部順一のブログ

チャット駆動の悩み

悩むべきなのか悩む必要がないのか、それすら悩んでいます、今w

仕事がどんどんチャット中心になっていき、良くなったことはもちろんたくさんあるのですが、それによる悩みも色々と。

今チャットでやっていること

チャットは10年以上前から仕事でもよく使っていました。当時 IP Messenger が主流でしたね。シンプルでそれなりに機能もあり。

今はSlackを使っていますが、社内コミュニケーション以外にこんなこともやっています。

  • 技術や自己啓発などの記事共有
  • AWSのCloudWatchと連携して監視
  • gitのプッシュ通知
  • 発言による自動デプロイ
  • gasでGMailやApps管理の色々連携

などなど、色々。チャットの件数が増えていくとともに仕事のスピードがどんどん上がっています。

メールはどうなったのか

メールは主にこの2つの目的で使用しています。

  • お客様とのやり取り
  • 長期的にログを残しておきたいもの

どれだけチャットを拡げてもメールは無くなりません。

スマホって色々なアプリを使いこなすじゃないですか。それと同じで、今は色んなツールをどう使っていくかの時代。ツールやサービス、インフラなど、何においてもですよね、これ。AWSで色々なシンプルなサービスを組み合わせ、またSlackと連携するなどして監視をする、といったように。

コミュニケーションの観点から、メール、チャット、電話、対面、を使い分けていますが、例えばタスク管理の観点からも、メールとチャットは共存しています。私は個人でのタスク管理は一元化しておらず次のように分散して管理しています。

  • メールから発生したタスクはスターをつける
  • Slackで発生したタスクはスターをつける
  • ミーティングで発生したタスクはSlackに投げてスターをつける(もしくは議事録だが、それもSlackのSnippet)
  • 会社でのみ行う重要タスクはポストイット(これが一番目立つので)
  • 作業する時間が決まっているものはスケジュールに登録(スケジュールはサイボウズからもうすぐGoogleに移行)
  • プロジェクトにおけるタスクはBacklog

タスクを分散管理しているのは、いつでも誰でもどこからでも私にタスクを振れるようにするためです。振る側に自由度を持たせるのが最もスピードが上がるし、あとは振られた側の管理能力が高ければ良いだけ。一元管理しなくても管理はできる。

といったように、チャットによってメールは減るけど無くなりはしません。メールを無くすのが最上であるとは思いません。

コミュニケーションスピードの差が露骨に出る

では悩みって何なのかっていうと、これ。経済が発展すれば貧富の差が出るように、コミュニケーションスピードが上がる環境になればなるほど、どんどんスピードの差が目立ってきます。

チームの中でコミュニケーションスピードが速い人に合わせると、チーム全体のコミュニケーションが取れず、狭いなかでのアイデアしか出てこない。遅い人に合わせると、コミュニケーションスピードが上がらないためチャットのメリットが全く出せない。といったように、コミュニケーションスピードに差があるとチーム力が発揮できないんですよね。

また、コミュニケーションスピードが速い人って、発言力が強い人であったりする場合が多く、そうなるとそれ以降に他の人たちが発言しなくなる。結果、一切自分の意見を言わなくなり、「かしこまりました」しか言わなくなってしまいます。

まずは発言数を監視すること

Slackは統計機能があり、メンバー毎の直近1週間における発言数が出せます。これを毎週監視しています。

多い人は1,000件/週に達することもあったり、少ない人は10件/週も無かったりします。件数なのでスピードではなくボリュームですが、多い人はほとんどスピードも速いです。これが全員ある一定以上になればチームとしてコミュニケーション力が上がったと言えるでしょう。

解消に向けて

チーム力を上げるには、良いツールを導入することではなく、ツールを最大限に活用することが大事です。最大限に活用してこそ、ツールの良い部分が発揮されます。

そのため、三和システムでは おじさん活動 - jabe という活動を行っており、Slackおじさんが全社員にSlackの活動を推進しています。最近は彼Slackで成果を出すとともにどんどん貪欲になり、AWSおじさんも名乗ったり、最近はgas(Google Apps Script)おじさんも狙っているようですが。

こういった活動もあり、発言数の少ない人たちは徐々に発言数が増え、コミュニケーション量・スピードの差は少しずつ縮んでいます。今後もよりこの差が無くなることによって、コミュニケーション力が上がり、強いチームになると確信しているのですが、まだまだそこに到達するまでに課題が盛りだくさんで、どうすれば良いのか・・・