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jabe

三和システム株式会社 CTO 阿部順一のブログ

バズってるっぽい円周率に便乗して組織作りとかけあわせる

問:円周率を 3.14 とするとき、半径 11 の円の面積を求めよ 解:11 × 11 × 3.14 = 379.94、よって面積は 379.94 これが明白な誤りであることは小学校教育でちゃんと認識されてるんすかね

元ネタはこの辺

算数の問題「円周率を3.14とするとき、半径11の円の面積を求めよ」の解を379.94とするのは誤り? - Togetterまとめ

[2/24追記] 円周率の問題に便乗する。半径11の円の面積はいくつか?

円周率がぴったり3.14だと定義するとどうなるの?

半径11センチの円の面積を円周率を3.14として計算した時の答えは、11113.14=379.94は厳密には誤りで、有効数字3桁で380の方が正しいのではないか?

とか、

もし仮に半径11の円の円周率がぴったり3.14だった場合の世界って、仮定(あるいは定義)できるんだろうか? よくわからないんだけど、少なくとも円に内接する96角形の周長よりも、円周のほうが小さいってことでしょ?

とか、色々言ってるけど、そもそもの考え方が間違っている。(自分も理系だし、学生の頃は数学マニアだったから、こういう議論は嫌いではないんだけども…)

教育って、全てが科学として正しい解を導いてあげるものじゃないんだよね。例えばこの場合、「円の面積は半径×半径×円周率で求める」ということを実際に計算して学ばせることが目的。つまり、円周率は3.14でも3でもどうでも良いし、答えに矛盾があったとしてもどうでも良い。この場合の目的さえ達成すればね。

そのうえで、円周率が3で良いの?とか答えが379.94で良いの?とかって議論はあっても良い。何が正しいのかっていう考え方ではなく、目的を達成するためには何が最適なのかっていう考え方でね。

これは教育だけじゃなく、例えばエンジニアのマインドでも何でも同じことが言えて、さっきの人たちって「このシステムはこうあるべき」「最適なアーキテクチャーで完璧に仕上げるべき」って言って、完璧なシステムを追い求めているだけのエンジニアと同じ。そんな考えしかできないエンジニアは要らないかな。

システムって完璧なものを作るのが目的ではない。ユーザビリティを上げて業務効率化するとか、集客することによって手数料モデルを確立させるとか。そのためには技術的負債をかかえたり、納得できないままリリースすることだってある。そういった、事業におけるシステムの目的であったり、顧客が求めているものであったり、それらを最優先に考えないと良いものって提供できない。

「成長意欲」と「顧客志向」、エンジニアはこれらを両方持ち合わせていないとね。